密教は、すべての宇宙の色、形、音、運動の現れであり、宇宙との一体感であり、
宇宙エネルギーの良性(密)を自らのエネルギーにする、大きな霊力が発生します。
そして、神秘作用はおこります。
不動護摩、または、北斗護摩等があります。
古代インドでは、ホーマといいます。供物を火に投げ入れて祈願するという意味です。
古代インドのバラモン教の火の儀式を取り入れて、それを密教儀礼にして内容を整えたものです。
供物の火煙が、天の神々の口に達すると、神々が地上に降臨して、人間に幸福を与えるという信仰より行なわれましたが、
三密では、護摩木を煩悩とし、火を智慧の表示として、仏の智慧で煩悩を焼き尽くすことです。