悩みを溶かすイメージ
気持ちの良い場所を選びます。楽な姿勢で座り、呼吸を整え心を落ち着けます。
いろいろと周りから雑音が聞こえても、心の中に入らなければ聞こえません。
心の中に入れば、そこから執着の始まりです。
見ても聞いても、逃す事が大切です。そして前向きに考え、気持ちを空のように大きく持ち、息をする。
重く感じる胸の場に意識を感じます。胸の真中の心といわれている、重い部分の冷たい塊を、意識で溶かすように、細かく、小さく、小さく、続けて分散させていきます。それが体内全体に吸収されてゆくイメージをします。
次に、身体全体より、その物質がおへそ下の下丹田に集まり、全て火の燃えるイメージにしてしまいます。
下丹田という火のパワーで焼いてしまう、そしてその燃えかすが足の裏より出ていくようにイメージします。また、手の先からも出していくイメージをするのです。
大氣道気功を思い出しましょう。災いは忘れた頃にまたやってきますから。
『仙人の健康法』と言われている十五の大要があります。
一 分限にすぎたる慾を起こさぬ事。
二 あまり嘆き悲しみ愚痴をこぼさぬ事。
三 不平と癇癪を慎む事。
四 あまり余計な世話をやかぬ事。
五 大食せぬ事。
六 血液の汚れる肉類や酒類をあまり用いない事。
七 身体に無理をせぬ事。
八 みだりに元気を表に現わし、また精気をへらすようなことはせぬ事。
九 朝夕、練丹を行う事。
十 みだりに大言壮語、妄笑せぬ事。
十一 睡眠を貪らず、朝の神気を吸う事。
十二 山野を歩き、自然の風光に接し、心身を体養する事。
十三 清浄なる冷水で時々顔を洗い、眼を清め、鼻耳をすすぎ、足の裏等を洗う事。
十四 毎朝、白湯または梅干し湯を飲み、他の飲物を禁ずる事。
十五 衣服を薄くし、温陰の居を避ける事。
以上が十五要として伝わっているものです。
皆様も参考にして精進して下さい。