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風水の暗示と氣

風水

それは、単純に説明すれば、天地を読み解きそれを動かす術。地球は大きく呼吸しています。その神秘力をよく観て、大地のエネルギーを感じて、その恵みによって生きる方法をいうのです。
 
その一歩は、山脈の隆起が、地上を龍のようにうねりながら、走る姿をうまくとらえて、その龍の内を流れる生命エネルギーの行路を探るところより始まります。
 
山龍が背や手や腹をくねらせて彼方から押し寄せてくる状態が、「勢(せい)」であります。
 
山脈全部が大きな運動エネルギーとして、その頭が眼前明確な形を表わして運動を終息する場所が、平野部と接合するところを「穴(けつ)」が開けるといいます。
  
この穴は、止まったときの姿を見て、勢・形を見て、それがうまくかなった所を「全気の土地」といいます。この全気の土地を見抜くことから始発するのです。
 

龍脈の流れを観る

我々の地球上にはあらゆる龍脈が生息しています。まずは、その龍がどこから来て、どこで止まるのか?プラスのエネルギーの龍か?マイナスのエネルギーの龍か?等を探るのが先決となります。
 
龍脈の流れをうまく観て、エネルギーポイントである穴を探るのです。この龍の吉凶を判断する神秘的な術は風水師の霊眼(れいがん)によって観るのです。
 
特殊な能力をもった風水師以外には行うことはできないのです。
 

山の頂上より発する真気(しんき)

気は山の頂上より発します。その気がまっすぐに上に上がる。下が小さく、上が大きく傘が茸のような形をしている。これを「真気(しんき)」とよんでいます。
 
清澄(せいちょう)な気は人を出世させ、盛んで濁り酒(にごりさけ)の気は人を裕福にし、端正(たんせい)な気は文人を出し、偏斜(へんしゃ)な気は武人を出すという。
 
古来より子孫の出世の恵みを受ける為に、清澄な気場(きば)に祖先の墓所を営む(いとなむ)方法がとられてきたのです。~日本天皇陵が代表的です。~
 

「清」「濁」「凶」について

では一般に判断する方法としては、山脈の形によってだいたい判断することができます。
 
◎それは五行(ごぎょう)の形で、その状態は「清(せい)・濁(だく)・凶(きょう)」の三格で見ていきます。
 
「清」は美しくすっきりした状態。
 
「濁」はやや肥厚(ひこう)した鈍重(どんじゅう)な感じ。全体的には整っている。
 
「凶」は不吉で魔障的な山容である。
 

五行による主山の形と山龍の属性

五行 山容 山龍の属性
木のようにまっすぐと角のない山容。
 
清なら明晰(めいせき)な知性と優れた発展力。
濁ならややアク強い優れた才能。
 
凶なら刑罰・殺傷。
火のように鋭角的な山容。
 
清なら衆に抜きに出た気をもたらす。
濁なら性急で波乱の人生。
 
凶なら酷薄(こくはく)な気質・犯罪・暴力(ぼうりょく)。
大地がそのまま隆起したように角張って重厚な山容。
 
清なら福徳円満の大人の気。
濁なら豊かな財力と子孫の繁栄。
 
凶なら暗愚(あんぐ)の気ある。
鐘や釜のような半円の山容。
 
清なら廉直(れんちょく)・正直な人格と立身出世と富貴の気ある。
濁なら武威(ぶい)・権勢ある。
 
凶なら早死に・敗滅(はいめつ)などある。
うねる波のような山容。
 
清なら柔軟さと度量の豊かさ。高貴な知性のある。
濁なら優柔不断・気苦労の気がある。
 
凶なら色情・貧困・病弱ある。

これまでに風水については、会報において2回くらい説明してまいりましたが、大きなポイントとしての説明を10年ぶりに載せてみようと思いました。
 
日本における風水(家相)の最も大切なものは大黒柱(だいこくばしら)といわれています。この柱に切継(きりつ)ぎの有るときは、その家の主人は病気か早死する。
 
大黒柱は(大極柱(たいきょくばしら))にして、易(えき)にとれば大極(たいきょく)であります。陰陽の分かれる場でそこを中心にそれぞれの柱を建て並びます。そこが悪ければ早死をするか病気になるのです。
 

家の付近の山流の吉凶

家の北に向かって山あるは人より秀でた者を出し、家の南に山あるは、陽気を防(ふさ)いで不運である。たとえ一時的に繁昌(はんじょう)しても、これを永く保つ事はむつかしく必ず種々の口舌(くせつ)・争諭・トラブルを生ずることある。
 
山の形が我家に向かっているのは、福を授ける。又、山の形が我家に背(せ)むくのは、我(われ)をすてて、福はこないと見ます。
 

家の方位を定める方法

・家の方位は先ず磁石を家の中央に置いて、北と南を定めます。
・家の中央は方位の中央ですので、それより割り出して、八方を定めのを法則とします。