不動明王とは、三業を排除し、真言の威力を体現して、人々を幸福へと導くほとけ。
インド神話におけるシヴァ神です。密教において常住金剛と呼ばれます。
密教では、明王とは、如来の教えを守り、仏教に対する敵対する神々を罰し、随順させる働きをいいます。
また、明は明呪する=真言(マントラ)を意味して、
真言を唱えることは、絶大な恩恵を受けてはかりしれないといわれています。
マントラの霊力そのものを体現したほとけを明王といいます。
不動明王は悪を罰して、修行者を加護し、その修行を達成させる、慈悲の存在であります。
きびしい修行を行なう修験道にとり入れられて尊崇されているのは、不動明王です。