人間は、常にこの三業の世界に入りやすく、いつの間にか業が深くなり、業欲になり、そして因縁が生まれてきて、自分、子供、と受け継がれて行きます。
そして、何らかの形でそれが出てくるのです。
先祖、自分、子供と業が受けつながれて行きます。今、自分がその業を取り除いて、少しでも軽くするのが仏の三密です。
仏の三密を修行することにより、人間の三業は軽くなり、行者は、父母より受けたその身体のままで、現世において悟りを得、即身成仏するのです。
そのためには、導師より儀礼、作法等を伝授されなければなりません。密教では、師のめぐりあわせはその全てを決めるとまでいわれています。
霊力ある導師は、必ず、強い守護霊が背後より指導するのです。